こんにちは!
「小説を演じる小説劇研究所」
S-Rラボ 松井みどりです。
S-Rラボでは、
「小説劇公演をやってみたい!」
「発表会をやりたい!」
という方のために
お客さまに発表会や公演の
主催方法もお伝えしていきます。
今回は会場となる
場所やお店の選び方と
チェックポイントについてです。
スペースの探し方
劇場の場合
朗読を劇場でやることは
大きな団体でないと
なかなか難しいかもしれません。
しかし劇場と言っても
実は形態は飲食店、というスペースも
探せばありますので、
少しおおがかりなものをやりたいとか、
記念公演をやりたいという場合は
調べてみてください。
おススメをひとつご紹介します。
東京・下北沢にある「下北沢亭」です。
私はMido Laboという小説劇ユニットを
主宰していますが、
その公演で2年ほど
使わせていただきました。
楽屋が上の階にありますし、
照明、音響もプロに頼まなくても
使えますので、
劇場の雰囲気を
楽しんでもらうことができます。
木~日は劇団が使っていることが多いので、
月~水が狙い目です。
レンタルスペースの場合
最近はスペースを貸します、
というところが多く、
また検索サイトもたくさんあります。
主だったところをあげてみました。
上記のような検索サイトを使って
会場を探します。
借りる場合は会員として
無料登録が必要ですが、
検索だけなら登録しなくても
行うことができます。
カフェ、喫茶店の場合
上記のレンタルスペース検索サイトから
検索できるところもたくさんあります。
他には
「カフェ」「喫茶店」「朗読」
のキーワードに、お住まいの地域、
例えば「東京」などを入れると、
朗読会のような小さな会を主催できる
カフェや喫茶店が見つかります。
試しに一度お茶を飲みに行くのも
いいですね。
カフェや喫茶店での開催の場合、
レンタル料金を安く抑えられることが
多いので、
小規模でやりたい場合はおススメです。
ライブバーの場合
最近はライブバーでも
朗読や演劇など、
音楽以外の催しを
開催できる場合があります。
喫茶店やカフェを探しながら、
検索範囲を広げてみても
いいかもしれません。
おススメは東京・西荻窪にある
セッションバー
「 w.jaz(ダブジャズ)」です。
こちらは朗読会でも貸してもらえます。
私も朗読劇で出演したことがありますが、
駅からも近く、こじんまりした
素敵なお店です。
お客さんは20名ほど入れますが、
10人くらいでも少ない感じがしません。
むしろゆったりで見やすいと思いますよ。
最近お店のリニューアル工事を
したばかりなので(2020年6月現在)、
舞台エリアもとてもきれいです。
チェックポイント
会場を決定するには
いくつかのチェックポイントがあります。
それをまとめてみました。
料金は適切か
まずは料金からですね。
大体いくらくらいと予算を決めましょう。
レンタルスペースは
時間貸しをしているところが多いです。
1時間いくら、という貸し方ですね。
ですので、借りる時間を先に決めて
実際いくらかかるのかを
チェックしましょう。
当日会場へ集合して、椅子などの設営し、
お客さまをお迎えする
準備を整えるまでに
できれば1時間くらいの
余裕をみておきたいところです。
その後、リハーサル(公演の場合はゲネ)
になりますが、
出はけの確認だけだったとしても
10人出演するのであれば
ひとり3分として30分かかります。
ですから、会場へ行ってから特に何もせず
お客さまが来たら始める
という場合なら1時間、
リハまでやるなら最低2時間ほどみておくと
何かトラブルがあった時に
慌てずに済みます。
会が終了した後、お客さまをお送りし、
会場を片付けて掃除をして
完全退出するまでも1時間くらいは
かかりますので、
その分も含めて予約する必要があります。
1時間の料金は安くても、
実際に借りる時間を考えると
意外と高額になってしまうこともあるので
注意してください。
行きやすい場所にあるか
次のポイントは、会場の場所です。
出演する皆さんが行きやすい、
こともありますが、
お客さまが行きやすいということも
大きなポイントです。
電車の乗り継ぎや
駅から徒歩移動の時間を調べ、
お客さまの年齢層も考慮して
会場を決めましょう。
会場の広さは適切か
発表会であれば
大体何人くらいのお客さまが
来ていただけるのかに合わせて
会場の広さを決めましょう。
公演の場合は主催者側で
何人くらいのお客さまに
来ていただきたいかを決め、
それに合わせた広さを持つ
会場を候補にしましょう。
朗読の場合、あまり広い会場だと
イメージの共有がしづらいと思います。
生声であれば50人くらいまで、
マイクを使ったとしても
80人くらいまでが
ちょうどよい場になると思います。
会場の雰囲気はどうか
もちろんどこでやってもいいのですが、
もし選べるのであれば、
皆さんが発表する内容に
合ったスペースだと良いですね。
基本的に朗読の場合は
会議室のような無機質なところよりも、
ウッディな自然な雰囲気のところが
合うと思います。
日本家屋も貸してくれるところが
ありますので、
作品によっては趣があって良いですね。
楽屋となる部屋があるかどうか
楽屋は必ずしも必要だとは思いません。
しかし出演者の荷物置き場にしたり
着替える場所になったりするので、
あればとても便利です。
ないならないでやりようはありますが、
事前に考えておく必要があるので、
確認しましょう。
必要な備品がそろっているか
最も大切なのは
来ていただくお客さまの数に合わせた
椅子があるかどうかです。
朗読は必要なものは
基本的には椅子くらいだと思いますが、
スペースが広くても
椅子の数が少ない会場もありますので
事前にチェックしましょう。
他にもマイクを使うのであれば
その設備があるのかを
確認する必要があります。
まとめ
今回は、発表会や公演の会場の探し方や
借りる時のチェックポイントについて
お話ししました。
初めての発表会を
初めてのところで行うのは
勇気がいりますよね。
もしお知り合いに
そういったスペースを持っている方がいれば
最初はそこでやらせてもらうのは
とても安心だと思います。
最初から何もかもうまくはいきません。
私もたくさん失敗して、
お客さまにご迷惑を掛けてしまったことも
ありました。
でもこういうことは、
まずやってみないと何もわかりません。
まずは1回やってみましょう!
それが今後に向けての
大きな一歩になりますよ。
一緒に頑張りましょう!
コメント