こんにちは!
「小説を演じる小説劇研究所」
S-Rラボ 松井みどりです。
今回は発表会や公演の
開演前と終了後の
具体的な流れについてお話しします。
開演前
お店、会場との打ち合わせ
最近は打ち合わせはすべて
メールなどオンラインで行われることが
多くなりました。
それでも問題はありませんが、
初めての会場は一度見ておけると
当日慌てることがありません。
入り時間、退出時間や料金、
使用したい備品の有無、椅子の数など
事前に打ち合わせましょう。
またお店の人と連絡をする時は
なるべく丁寧に、返事は早くできると
スムーズにいくことが増えます。
これは仕事と同じですね。
余裕を持って集合する
仕込み日が別に必要となる
大がかりな公演は別にすると、
当日初めて会場へ行く、
ということも多いと思います。
私はよくあるのですが
グーグルマップなどで調べていても
実際の街の様子と違っていることが
よくあります。
そのような場合でも慌てないよう、
とにかく早めに家を出ましょう。
自信があれば
15分も余裕を見ておけば大丈夫ですが、
心配な場合は30分ほど
余裕を持っておけば安心です。
会場を設営する
設営と言っても、
朗読の場合は椅子を並べるくらいです。
お客さまの動線を考え、
スムーズに席についてもらえるように
配置しましょう。
会場の広さにもよりますが、
列の真ん中に通路を作っておくと
中央近くに座るお客さまが
座りやすくなります。
出演者や作品を書いた
当日パンフレットなどがあれば
椅子の上に置いておきましょう。
続いて受付を作ります。
受付は小さな会でも
有料公演であれば必ず必要となります。
と言っても、お客さまが入ってくる
入口の近くに
イスとテーブルを置いておければ
大丈夫です。
お客さまを誘導する
開場時間は
開演時間の30分前、という場合が
多いです。
私も公演を行う時は
30分前開場ですので、
特別な事情がなければ
それで問題ありません。
お客さまが入ってこられたら、
「いらっしゃいませ」と
声をおかけしましょう。
最初は好きに座っていただいて
構わないのですが、
混みあってきた時には
空いている席に誘導します。
そのため、誘導係がいると
スムーズです。
お手伝いしてくださる方がいれば
一番いいのですが、
出演者で行う場合は
後半に出演する人が良いでしょう。
公演を開始する
最初に、誰が公演開始の決定をするか
決めておきましょう。
それから、お客さまが遅れてきた時
お待ちするかどうかも決めておきましょう。
これにはいろいろな考え方があり、
きちんと時間通り来てくださる
お客さまのために、
開演時間ぴったりに始める団体もあります。
私たちは5分までは待つことにしています。
逆に言うと、それ以上は待ちません。
お待ちする場合は
最終決定者が受付と話して
何分待つかを決めます。
これを「〇分押し」と表現します。
押す時間が決まったら、
出演者とお客さま両方に
何分押すのかを伝えます。
これをお客さまに伝え忘れると
お客さまは不安になりますので
注意しましょう。
開演の時間になったら
最終決定者がそれを必要な人…
出演者、司会者、音響、照明などに
伝えて、公演がスタートします。
会場が広くない場合は
手を挙げたらスタートなど、
スタートする合図を
事前に決めておきましょう。
音響、照明などが違う場所にいる場合は
電話やLINEなどで
スタートを伝えることもあります。
みんながわかりやすく、
確実な方法を決めておきましょう。
終了後
客出し
お客さまをお見送りすることを
「客出し」と言います。
大きな舞台では客出しをしませんが、
小さな公演では行うこともあります。
会場によりますが、
出口付近で「ありがとうございました」と
お礼を言うパターンが多いです。
出演者の方のお知り合いが多い場合、
入り口付近に固まってしまうと
他のお客さまが出られなくなるので、
うまく誘導してあげると良いでしょう。
お手伝いしてくださる方が
いる場合には、
会場にいる方にお願いしましょう。
アンケートを行う場合は
出口付近に回収者が立ち、
お客さまにお声がけします。
QRコードによるWebアンケートを
お願いすることもあります。
お客さまが多い場合や、
お知り合いのお客さまが多い場合は、
全てのお客さまがお帰りになるまで
30分以上かかることもあります。
お客さまの予約数を見ながら
あらかじめ客出し方法を
決めておきましょう。
会場の撤収
お客さまが全てお帰りになったら
会場の撤収です。
まずは椅子を片付けます。
会場によっては椅子の数を確認する
場合もあります。
また清掃が義務付けられている
会場もあります。
掃除道具が備え付けてあるはずですので
会場を清掃しましょう。
その間に会場費の支払いがあれば
担当者はお金の計算をし、
会場費を忘れずにお渡しします。
バタバタしていると
忘れてしまうことがあるので、
注意してください。
楽屋のような場所があれば、
そちらも清掃します。
忘れ物がないか最終チェックをして
終了です。
お疲れさまでした!
まとめ
今回は公演の公演前と終了後の
具体的な流れをお伝えしました。
何も特別なことはありませんし、
普通に考えればわかることばかりです。
ただ、いざ本番となると
うっかりしてしまうこともあるので、
事前に確認をしておくことは
大切です。
公演の運営は
やはり場数を踏むことで
どんどんスムーズになります。
最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、
年に1回でも続ければ
知識が蓄積されていきます。
そのためにも、
うまくいかなかったことや
次回は改善したいことを
記録しておくのは良いですね。
1回お客さまの前で読むことは
100回稽古するよりためになる、
とよく言われます。
1回やってみるといろいろわかります。
完璧を求めず、
とにかく前に進んでみましょう!
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