最初の一歩!初めて舞台朗読する時の作品の選び方

こんにちは。
声と体で小説の世界を
生き生きと表現する舞台朗読研究所
S-R Labo 松井みどりです。

今回は
「初めて朗読する時の作品の選び方」
についてお話しします。

読みたい作品が決まっている場合

舞台朗読をやってみたいと思ったら、
まずは作品を選ぶことになります。

すでに読みたい作品が
決まっている
場合もあるでしょう。

その場合は、まずは
読みたい作品にチャレンジすることが
一番だと思います。

なぜなら、
「この作品を読みたい!」という
強い気持ち
が、舞台朗読をする上で
プラスになることが多いからです。

たとえ上手くいかなかったり、
途中で挫折したとしても、
人に勧められた作品を読むより
気づくことがたくさんあります。

まずは、自分が思った通りに
読んでみてください。

なぜなら、読んでみないと
わからないこと
が、
たくさんあるからです。

今は本当にいい時代で、
SNSでいくらでも発表する場があり、
他の方に聞いていただくことができます。

人に聞いてもらわなくてもいいなら、
せめて録音か録画をしてください。

自分の声を聞いたり、
姿を見たりするのは嫌い、
という方は少なくないと思いますが、

これをやらないと
自分がお客さまからどのように
見えているかを確認できず、
成長することができません。

上手くいかなくても、
読み間違えてしまっても構いません。

とにかく自分の姿を
客観的に
見てみてください。

それを誰かに見せる必要は
ありません。

ひとりで見るのですから、
恥ずかしさもそんなにないでしょう。

上手くできていたら、
ひとりで満足すればいいのです。
それはそれで、楽しいですよ。

読みたい作品が決まっていない場合

読みたい作品が決まっていないのなら、
読みやすい作品から読んでみましょう。

発表する予定がないのなら、
個人で楽しみのために読む分には
どんな作品でも読むことができます。

その場合お勧めなのは、
やはり短編です。

いきなり長編に
挑戦するのは大変です。

黙読で読んで
30分くらいの作品は、
実際に読んだら1時間くらいかかります。

ですから、短編でも
けっこう大変なのです。

10分くらいで読める作品があると
ベストです!
見つけたらラッキーですよ!

それでは私のおススメの作品や作者
少しご紹介しますね。

「小さな幸せ物語」川上健一

この短編集は、掌編小説
集めたものです。

なんと、ひとつの物語が
見開き2ページで終わります。

また一人称で語られるので、
自分の気持ちを乗せやすいです。

また、主人公も男性、女性、
若者、年配者、独り者、既婚者と
バラエティに富んでいるので、

どんな方でも、
自分が感情移入しやすい作品
選ぶことができます。

実はこの短編集、
無料メルマガ「S-R ジャーナル」
私が毎日、ひと作品ずつお届けしています。

「毎日、楽しみにしています」
とおっしゃってくださる方が多く好評なので、
興味がある方はぜひ聴いてみてください。
読み方のポイントもお伝えしています。

新美南吉・小川未明

ほっこりした物語がお好きな方は
童話をお勧めします。

童話は一文が短く、
わかりやすい言葉で書かれている
ため
初めて読むのに向いています。

子ども向けの絵本などを
よくご存知の方は、
その中でお好きなものを
選んでください。

あまりそういった本をご存知ない方は、
新美南吉小川未明といった、
青空文庫で読める作品から
始めると良いでしょう。

青空文庫は、
著作権が切れた作家の作品を
無償でテキスト化し、
提供しているサイト
です。

驚くほどバラエティに富んだ作品
たくさんありますので、
そこで新美南吉、小川未明と検索すると、
たくさんの作品を読むことができます。

その中で、ご自分がお好きなものを
選んでください。

芥川龍之介

言わずと知れた超有名作家さん。
短編をたくさん書いた方です。

前述の青空文庫で
多くの作品を読むことができます。

もちろん、お好きなものを
選んでいただけばいいのですが、
お勧めは「羅生門」「蜘蛛の糸」です。

この2作品は、人間の心の動きを
鋭く描いていて、
作品解釈をしていて
楽しい作品であること。

そして静と動がはっきりしており、
読みに変化をつけやすいからです。

彼特有の少しシニカルな表現
楽しめます。
シャープな話や、考えさせられる話
好きな方にはおススメです。

まとめ

今回は
「初めて朗読する時の作品の選び方」
についてお伝えしました。

百聞は一見にしかずと言いますが、
興味を持ったら、
まずやってみてください。

誰かに習わないと…と考える
真面目な方もいらっしゃると思いますが、
思い切り、自分の思う通りに読んでみるのは
楽しいものです。

その結果、これでは自分の伝えたいことが
なかなか伝わらない…と思ったら、
そこで初めて次のステップ
考えれば良いのです。

その時にもし舞台朗読を学びたいと思ったら、
S-R Laboには動画レッスンがありますので、
よろしければ詳細をご覧ください。

難しく考える必要はありません。
まずは一歩踏み出してみましょう!

ご自分の意外な一面を
発見できるかもしれませんよ。

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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