朗読したい作品「人生の大切なことに気づく奇跡の物語」寺井広樹

こんにちは。
声と体で小説の世界を
生き生きと表現する舞台朗読研究所
S-R Labo 松井みどりです。

今回は朗読したい作品
「人生の大切なことに気づく奇跡の物語」
についてお話します。

寺井広樹さんが提唱する「涙活」

この本は作者の
寺井広樹さんが提唱する
「涙活」の活動で集まった
39個のショートストーリー集です。

「涙活」とは
積極的に涙を流すことで
心のデトックスをしようというもの。

大脳生理学の権威である
東邦大学名誉教授の
有田秀穂教授によれば、

1粒涙を流しただけで、
ストレス解消効果は
1週間続く
んだそうです。

涙を流すことによって
緊張やストレスに関係する
交感神経から

脳がリラックスした状態の
副交感神経へとスイッチが切り替わり、
その効果が約1週間続くとのこと。

涙活には様々な方法がありますが、
手っ取り早いのは本を読むこと。

この本には様々な実話が
詰まっているので、
自分の心にフィットする作品
出会うことができます。

おすすめポイント

それでは、この本をおススメする
ポイントをご紹介します。

優しい語り口

この本は短編集、というよりも
実話をまさに語るような文体
優しく書かれた作品。

いわゆる文学、というより
人が話していることを
そのまま書き取ったような文章
です。

ですから声に出した時に
とても自然に聞こえます。
朗読にはとても向いた作品です。

語りかけるような読みをしたい
と思っている方には
こういう作品からそのヒントを
掴んでほしいと思います。

題材の豊富さ

39個の物語は
本当にいろいろなテーマ
書かれています。

親子、震災、ペット、
仕事、恋人、夫婦、
病気、大切な言葉…

これがすべて
実話だというのが
本当にすごいと思います。

ひとりの作家が書いたものは
その作家の個性
色濃く出る場合があります。

そこが読みどころなのですが、
この本は逆に
それぞれの話が違う人によって
語られています。

ですからどんな方でも
自分にフィットする、
自分の心が動く話

見つけることができます。

人によってお気に入りの話は
違うと思います。
その幅の広さが魅力という
本なのです。

日常の中にある大切なものに気づく

ここにある物語は
人々の日常生活から
語られることが多いです。

本のタイトルや帯にもありますが、
まさに

「忙しい毎日の中で
忘れかけていた大切なものを
思い出させてくれる奇跡の実話」

だと思います。

読者の感想にも

「当たり前だと思っていた日常が
実は奇跡の連続だったことに気づいて、
何気ない日々が愛おしくなりました」

「感謝を伝えられるときに伝えないと
あとで後悔すると思って、
家族に思わず電話をかけてしまいました」

など、日常の大切さに気づいた、
という声がたくさん寄せられています。

物語から派生したショートフイルム

この本からは、いろいろな方が
インスピレーションを得ていて、
幅が広がっています。

寺井広樹さんの涙活のHPに、
この本に書かれたことから
作られた曲と動画がありました。

映像と文章はまた違いますが、
このような少し悲しいけれど
温かい涙を流せる作品

たくさん集められている本です。

今はイベントが行いにくいのですが、
寺井さんは様々な活動を
続けていらっしゃいます。
ご興味あればHPもご覧ください。

「涙活」公式 寺井広樹プロデュース
https://www.ruikatsu.com/

まとめ

今回は朗読したい作品
「人生の大切なことに気づく奇跡の物語」
についてお話しました。

「朗読に向いている
短い話を教えてください」

とよく言われるのですが、
この本の物語は
どれも10分以内で読める
ショートストーリー。

時間的にも内容的にも
とても朗読に合っている
作品ばかりです。

ぜひお好きな物語を選んで
読んでみてください。

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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