様々な作品を網羅!2020年菊池家リビングシアターおススメ作品

こんにちは。
声と体で小説の世界を
生き生きと表現する舞台朗読研究所
S-R Labo 松井みどりです。

2021年が始まりましたね!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年初めの今回は、
「2020年菊池家リビングシアター
おススメ作品」

をご案内します。

菊池家リビングシアターとは

菊池家リビングシアター
菊池家構成員が青空文庫の作品を中心に、短編小説を自宅のリビングからお届けするチャンネルです。「読む小説」として、視覚情報と聴覚情報を頭の中で再構成して楽しんでいただく、知的エンターテイメントを目指しています。新作は隔週水曜日午前10時配信。合間の週は同じ時間に、スタンドFMで音声配信している「キクトーク」にて前週の作品...

菊池家リビングシアターとは、
私と俳優である夫が
自宅のリビングから
青空文庫の作品をお伝えしている、
Youtubeチャンネルです。

2020年5月から始めて、
毎週水曜日に新しい作品を配信し、
現在34作品をアップしています。

ふたりでやっていますので、
皆さんがイメージする朗読とは
違う形です。

また映像作品として作っているので、
編集ありきの作品です。

しかし、台本を持って表現する
という意味では、
大きく分けると舞台朗読に入ります。

著作権の切れた作品が収録されている
青空文庫から様々な物語を選び、
私たちなりに毎週表現しています。

作品終了後には
ビールを飲みながら、
その作品について
ふたりで語っているのですが、

このラストトークが
面白くて見てます、

という方もいらっしゃって
恐縮してしまいます。

打ち合わせなしで
ぶっつけ本番なので、
私の性格がとても良く
わかってしまうのです…。

菊リビおススメ作品

いろいろな作品を読んできましたが、
今回は、舞台朗読として読んでも
面白く読めるものを
いくつかご案内します。

「赤とんぼ」新美南吉

この作品は、編集しながらも
涙してしまいました…。

ラストの赤とんぼの
気持ち
を考えると、
切なくなります。

赤とんぼと可愛い嬢ちゃんとの
ひと夏の出会いと別れが
新美南吉らしい美しい日本語
表現されています。

「すみれ」北條民雄

この作家さんは、実は私は
知らない方でした。
ご自身がらい病を患い、
闘病中に作家活動をされた方です。

作品に派手さはありませんが、
生きていく上で本当に大切なこと
教えてくれます。

ご自身の経験に裏打ちされた
説得力のある言葉
胸を打たれます。

「沼地」芥川龍之介

芥川龍之介は多くの作品を
残しているため、
青空文庫にもたくさんの作品が
収録されています。

その中でも、私がお勧めするのは
「沼地」です。

芸術に生きる人間
残酷さ、切なさ、真摯さを
短く力強い文章で伝えています。

「箱の中のあなた」山川方夫

すぐれた短編を多く残した
山川方夫の作品です。

物語がサスペンスタッチ
大きく動きながら
衝撃のラストへつながっていきます。

私はとても好きな作品。
ミステリーサスペンス
好きな方にお勧めです。

「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹

これは大変有名な物語。
教科書にも載っているので、
ご存じの方も多いでしょう。

プロレタリア文学で、
労働者の過酷な現実を
えがいた作品です。

いろいろな表現方法があり、
多くの方が読まれています。
言葉の力強さをどう表現するか、
ぜひ考えてみてください。

まとめ

今回は
「2020年菊池家リビングシアター
おススメ作品」

をご案内しました。

興味のある作品があったら、
ぜひ青空文庫から
お読みになることをお勧めします。

今年もたくさんの作品
皆さんにお届けしますので、
気に入っていただけましたら
ぜひ、またご覧ください!

では今年もどうぞ
よろしくお願いいたします。

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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