どんな作品を選んだらいい?舞台朗読しやすい作品の選び方

こんにちは。
声と体で小説の世界を
生き生きと表現する舞台朗読研究所
S-R Labo 松井みどりです。

今回は
「舞台朗読しやすい
作品の選び方」
について
お話します。

舞台朗読しやすい作品とは?

あなたは何かを朗読する時、
どんなことを基準にして
作品を選んでいますか?

基本的に
練習だったり個人のためなら
どんなものを読んでもOKです。

ぜひ好きな作品を
選んで読んでみてください。

ただ人に聴いてもらう時には、
これからお話するようなことを
頭に入れておいてもらえると、
素敵な作品を選べると思います。

自分の心が動いた作品

必ずしも好きな作品かどうかは
わかりませんが、
やはり自分の心が動いた作品
読むのはとても良いと思います。

人の心を動かせる作品は、
やはりパワーがあり、
そのパワーは朗読した時も
伝わりやすい
です。

心が動いた作品というのは、
必ずしも感動の涙を流したり、
暖かい気持ちになるもの
ばかりではありません。

ものすごく微妙な割り切れない
気持ちになる作品
や、
読み終わって背筋がゾッとする
ような作品
でも心は動きます。

もう二度と読みたくない…
というものを
敢えて読む必要はありませんが、

微妙な気持ちになるけど
この作品をみんなにも知ってほしい!
と思える作品なら
ぜひ読んでみてください。

物語の筋を追いやすい物語

主人公の心の動きを
丁寧に書いた作品
には、
素晴らしい作品が
たくさんあります。

そういうものを読むのは
とても勉強になるのですが、

特にはじめのうちは、
物語の筋がはっきりしている方が
読みやすいです。

なぜなら、心象表現や
抽象的な表現
は、
読みこなすのにある程度の
力が必要
だからです。

主人公があそこへ行き、
この人に会い、
次にこんなことが起こって
その結果こうなった…

というような流れが
きちんとある作品は、
聴いていて流れを追いやすいので、
結果的に読みやすい作品となります。

適当な長さの作品

これは基本的なことですが、
普通の公演で長編を読むのは
なかなか難しい
です。

短編で「短いなぁ」と思っても、
読んでみると1時間くらい
かかる作品もたくさんあります。

ですから読むだけで
何日もかかるような作品
は、
朗読には向きません。

公演ではなく、
Youtubeに連続してアップするなど、
聴き手が聴く時間やタイミングを
自由に選べる方法
ならありですね。

そうでないと、何時間も
集中して聴いてもらうのは
正直難しいです。

短編でも、少し割愛させてもらい、
短くして読むことは
非常に良くあります。

最近は掌編小説という、
読んでも5~15分くらいの
小説もあります。

こちらはそのまま読めますので、
おススメです。

主要人物が4人以下の作品

人物がたくさん出てくる作品
朗読では難しいです。

ひと言しか話さない人なら
何人出てきても大丈夫ですが、

中心となる人物
5人も6人も出てくると、
聴き手のフォロー
難しくなります。

私の経験では、
4人までなら十分
わかってもらえると思います。

まとめ

今回は
「舞台朗読しやすい
作品の選び方」
について
お話しました。

まとめますと、

自分の心が動いた、
話の筋を追いやすい短編で、

登場人物が4人以下の物語、
ということになりますね。

もちろん自分のためなら
どんな作品でも
好きなものを読んだ方が
絶対に楽しいと思います。

ただ人に聴いてもらう場合は、
特に朗読を始めたばかりの方は
今お話したことを念頭において
作品を選んでみてください。

自分にぴったりくる作品に
出会えますように…。

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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