
こんにちは!
「小説を演じる小説劇研究所」
S-Rラボ 松井みどりです。
今回は私が立ち上げから関わっている
朗読劇舞台
「家族草子」についてお伝えします。
家族草子とは
家族草子とは、
作家・森浩美さんの書く家族小説を
舞台化しているユニットです。
森浩美さんは、
SMAP、田原俊彦、荻野目洋子などの
曲の作詞をしていらした方。
現在は、小説家として活動されています。
私は森さんの作品を
たまたま朗読したいと思い、
許諾を申請したことで
森さんと知り合うことになりました。
詳しいいきさつは
こちらにまとめてあるので、
ご興味のある方はご覧ください。
それではまず、
家族草子の魅力を
お話しますね。
役者がリアルに芝居をする
朗読や朗読劇は
演じる側が椅子に座ったまま、
あるいは自分が話す時に
前に出てきて読む…
というパターンが多いですね。
表現のひとつの形ではあるのですが、
それではつまらん…と思う方も
いらっしゃると思います。
家族草子は、演者は本を持ちますが、
動きます。
かなり動きます。
よく初めてご覧いただいたお客さまに
言われるのが、
「途中から本を持っているのが
全く気にならなくなった!」
というもの。
本は持ちますが、
そのくらい自然に芝居をします。
ですから、
「朗読なんてつまらない」と
思っていらっしゃる方には
最適です。
もう朗読劇、という言葉を超越し、
ある意味ひとつの完成された
エンターテインメントになっています。
この「本を持ちながら
自然に芝居をする」ということは、
家族草子の大きな特徴です。
ひと作品40分前後を2本
家族草子は
2作品を休憩をはさんで
ご覧いただく、という形式が
多いです。
大体ひと作品40分前後なのですが、
ここには作者・森さんの意図が
あります。
私たちが見慣れているテレビドラマ。
これがCMを除くと
大体40~45分くらいなのだそうです。
森さんは以前放送作家もされていたので、
この時間内でご覧いただける、
ということにこだわりを持っています。
要するに、
長すぎもせず、短すぎもしない、
ちょうどいい長さ、
ということです。
自然に話の中に入っていて、
気がついたら終わっていた…
というようにご覧いただけます。
必ず誰かに感情移入できる
森さんの作品は
「家族」がテーマとなる
「家族小説」です。
誰にでも親はいます。
そして兄弟や子供がいらっしゃる方も
多いでしょう。
つまり「家族」は
誰にでもいるものです。
その「家族」の普通の日常から
物語がスタートするので、
登場人物の誰かしらに
感情移入できます。
その人の視点で
ぐーっと話の中に入っていき、
気がついた時には
自分の話として観ています。
どんな方にご覧いただいても
「面白かった!」と
言っていただけるのは、
そのせいだと思います。
時には一緒にドキドキし、
涙を流し、クスッと笑いながら
ご覧いただけます。
まとめ
今回は、私が立ち上げから関わっている
朗読劇舞台
「家族草子」についてお伝えしました。
コロナの影響でここ数年は
なかなか公演ができませんでしたが、
少しずつ地方公演も戻ってきています。
もしお近くで公演がある時には
どうぞお運びくださいませ。
お会いできるのを
楽しみにしております。
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