だって人間ですもの☆集中力が切れても慌てずに朗読する方法

こんにちは。
「声と体で小説の世界を
生き生きと表現する舞台朗読研究所」
S-R Labo 松井みどりです。

今回は
「集中力が切れても
慌てずに朗読する方法」
についてお話しします。

集中力が切れた時の対処法

人前で朗読をしたことがある方なら、

「どうも今日は集中できなかった」

という経験をされたことが
あると思います。

前列の人が動くのが気になった、
外の救急車の音が気になった、
お客さまが聞いていないような気がした、
いつも以上に噛んでしまった…

などなど、
集中できない理由はたくさんあります。

「あー、集中力が切れた!」

と思った時の対処法を
いくつかご案内しますね。

集中しようと思わない

「集中できていない!」と思うと
「大変だ!集中しないと!」
と思ってしまいますよね。

でも、そういう時に
集中しようと思えば思うほど
集中できない気がします。

これは経験則で
理由は分かりませんが、
そういう時は無理せず
「集中してないな」と
思うだけにしてみましょう。

確かに集中して読めるということは
物語に没入しているということですから
素晴らしいことです。

でも、いつでも完璧に集中できる人は
いないんじゃないかなぁと思います。

大切なのは、そういう時に
「集中していない」という
事実だけを受け入れ、

それ以上の意味を感じて
慌てないことだと思います。

だって人間ですもの。
完璧な人はいませんよ。
大丈夫です。

丁寧に文字を追う

慌てずに対処した後、
じゃあどうしたらいいか、
ということですが、

私は丁寧に文字を追うことを
意識しています。

文字を追うということは、
文字を音声化する
ということではなく、

文字を追いながら
そこから立ち上がる世界を
感じることだと思います。

余計なことを考えず、
自分が読んでいる声を聞き、
その声に影響されて
次の文章を読む。

この繰り返しです。

芝居ですと
「相手のセリフを聞く」
ということになるのですが、

朗読は基本ひとりでやりますから、
地の文を読みながら、
自分で自分に影響を
与え続ける必要があるのです。

少し時間がかかることもありますが、
これをしばらくやっていると
そのうちにまた
作品世界に戻れますよ。

最初から最後まで集中することはできない

そもそも…ということになりますが、
文章を読み始めた瞬間から
終わる瞬間まで、
一時も集中が切れないことって
ないんじゃないかと思います。

表現をする時には
物語の中に入りながらも、
どこかに客観的な自分が
いることも大切です。

一番望ましいのは、
物語の中に入って読んでいる自分を
俯瞰して見ている自分が
別にいる状態がある、ということです。

ですから、
物語の中に入り込むことを
集中するというのなら、

そういう時もあるけれど
そうじゃない時もある、
というのが普通だと思います。

よく「ゾーンに入る」という
言い方をする方もいますが、
この感じは、やろうと思っても
毎回完璧にはできないんですよね。

でも、激昂してセリフを言った後で
地の文を読む、というタイミングで
怒りながらもどこかで冷静でいる、
という感覚。

これを持ち続けようという
気持ちではいます。

そう考えていくと、
ずーっと集中だけしていれば
いいのか、という問題にも
なりますね。

このあたりは
感覚的なことなので
難しいのですが、

あまり集中するということに
こだわり過ぎずにいた方が
結果的にお客さまに
届く読みができます。

集中できた時間を楽しむ

表現をする楽しみのひとつに
「没入感」があります。

文字通り、
その世界に入り込む、ということです。

本を読んでいて、
つい電車を乗り過ごしたことは
ありませんか?

あんな感じです。
面白くって面白くって、
夢中になって読んでしまう、
という感覚です。

これは本当に楽しくて、
そういう風に読めた時は
お客さまにも作品の世界を
感じていただけます。

でもその没入感って、
そこに入り込んでいる時って
わからないんですよ。

そこから出た時、抜けた時に
「おー、今向こう側に行ってた!」
と気づきます。

これは集中力も同じで、
集中力が切れた時に
「おー、今集中してた!」
と気づきます。

この気づいた時に
「やばい!」と思わずに
「今まで集中できて楽しかったな」
と思うと、ちょっと変わります。

人の集中力って
そんなに長続きしないと思います。

当然、集中力って
切れるんです。

その時にそれをマイナスと捉えず、
そういうものだと思って、
むしろそこまで集中できて
楽しかったと思いましょう、
ということです。

そうすると余裕ができ、
その後の対応もゆったりできますよ。

まとめ

今回は
「集中力が切れても
慌てずに朗読する方法」
についてお話ししました。

これは私の経験によるところが
大きいので、
人によって感じ方が
少し違うかもしれませんが、

ご自分なりに対処するための
ヒントになっていたら幸いです。

あらかじめ
集中力ってこんなもんだ、と
思っておけば、

たとえ切れたとしても、
慌てずに対応できます。

やっぱりね、人間ですから
集中できない時は
ありますよ。

それはそれで受け入れましょう。
大丈夫です。
集中力が切れても
ちゃんと読めますから。

とにかく慌てずに
自分の声を聞きましょう。
そしてあきらめずに
語り続けましょう。

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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