自然に朗読するための重要ポイント!文末の音はどう納める?

こんにちは。
声と体で小説の世界を
生き生きと表現する舞台朗読研究所
S-R Labo 松井みどりです。

今回は、
「文末の音の納め方」について
お話します。

文末の音を納めることが大切な理由

文章を読む時に、
その読みが自然かどうかの印象を
決める要素のひとつとして
文末の音があります。

そのくらい、文末の音の
納め方
は大切なのです。

文末が上がると、
音を投げっぱなし
しているように聞こえます。

朗読で考えると、
細かいニュアンス
感じにくくなります。

逆に言うと、
例えば若い人のセリフ
地の文に勢いを出したい時、

または読み慣れない人の
雰囲気を出したい時
には
文末を上げます。

そうすると、
若さや幼さなどが表現できます。

文末を上げることが
悪いことなのではありません。

表現に合わせて、
意識的に上げたり下げたり
できるようになるために、

まずは一般的な
文末の音の納め方

理解しましょう。

文末の音の納め方

大前提として、
「文末の音は下げる」
ということを
覚えておいてください。

実際には
「文末の音は上げない」
ということになるのですが、

具体的にはどういうことなのか、
早速ご説明していきます。

動詞の1音節目が高い場合

例文を見ながらご説明しますね。

里美はその本を取った

この場合、「取った」という動詞は


 った

となり、1音節目が高くなります。

こういう場合は、その直前の
「その本を」「を」の音より
「取る」「と」の音が上がっても

最終的には音は下がって終わるので
問題はありません。

     と
 のほ   った
そ  んを

 のほ  と
そ  んを った

音の高さを図解しました。
文脈によって、
このどちらかになります。

このような動詞の場合は
気にする必要はありません。

動詞の2音節目以降が高い場合

では、次の例文について
考えてみましょう。

里美はその本を借りた

この場合、「借りた」という動詞は

 りた

となり、2音節目以降が
高くなります。

この場合、その直前の
「その本を」「を」の音より
「借りた」「か」の音を
低くすることが大切
なのです。

この例文の場合、
実際に読んでいただくと

 のほ   りた
そ  んをか

と読まれる方が多いのです。

こうなると何が起こるかというと、
最終的に文章の終わりの音が
上がってしまう
ため、
文末が下がらなくなるのです。

では、どうしたらいいかというと、
「借りた」「か」の音を
さらに下げます。

 のほ   
そ  んを りた
     か 

音の高さを図解すると
このようになります。

こうなると、「借りた」
「りた」音が上がっても、
全体的には上がりません。

ですから、文末の音がきちんと
低く納まります。

まとめ

今日は
「文末の音の納め方」
についてお話しました。

ものすごくテクニカルなことですが、
ここを理解できるかどうかで
読みが劇的に変わります。

ただ、音の変化がわかるまで
少し時間がかかる方
いらっしゃるかもしれません。

そういう場合は、
ご自身の読みを録音して
客観的に聞いてみてください。

すぐにはわからなくても、
耳は育ちます。

文末に注意をして
聴き続けていくと、
いつか突然
「これか!」とわかります。

私が過去教えてきた生徒さんたちも
時間がかかった方もいましたが、
続けた方は皆さん、
わかるようになりました。

すぐにはわからなくても、
あきらめずに、
ぜひ意識し続けてみてください。

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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