普通の朗読とどこが違うの?「小説劇」って、なんざんしょ

こんにちは!
「小説を演じる小説劇研究所」
S-Rラボ 松井みどりです。

 

小説劇って、普通の朗読と
何が違うの?

皆さん、そう思われますよね?
この「小説劇」という言葉は
私の造語です。

まずは、私が考える「小説劇」について
お伝えしたいと思います。

「S-R」の意味は?

S-RラボのS-Rは「Stage Reading」
直訳すると舞台朗読です。

もともとはイギリスなどで
「芝居の脚本をブラッシュアップするために
お試しで、舞台上で役者が脚本を読む」
というものなのだそうです。

お客さまに意見をもらって、脚本に反映させて
より良い脚本を作ることが目的です。

私も出演したことがありますが、
「ワークインプログレス」方式と言って、
お客さまの前で演じながら、
ブラッシュアップしていく方式と同じですね。

私が考える「小説劇」

「小説劇」の言葉の定義って?

私が考える「小説劇」とは

「瞬間に人を演じ分けながら、
地の文の読みと融合させ、
お客さまに小説の世界を
楽しんでいただく表現。
またはお客さまに小説を『観て』いただく
工夫を凝らした舞台」

のことです。
それだけで、ひとつの完成した表現として
考えています。

観ても面白い「朗読」を目指しています!

小説劇は大きく分けると
朗読の一種です。

「朗読なんだから、聴いてもらえば
いいんじゃないの?」
とおっしゃる方もいるでしょう。

もちろんその通りなのですが、
一方で「だから朗読はつまらない」
思っている方が多いことが、
私としてはとても残念なのです。

人は、舞台の上の演者が
心を動かしているところに共感して、
自分の感情を動かします。

ですから「小説の世界を生き生きと、
アクティブに、観ても楽しいものにしたい」

というのが、私の基本的な考え方です。

そのためにはただ読むだけでなく、
体を使って表現することも必要だと
思っています。

そんなに大きく動くわけではありませんが、
体勢が変わるだけで、が変わります。

具体的には体を自由にして、
セリフの部分はなるべくリアルな芝居
心がけます。

地の文にも乗せられるところには、
十分に感情を乗せます。

その上で両者のバランスをとり、
お客さまに小説の世界を
より楽しんでいただける形にして、
舞台にのせること
を目指します。

大きいだけが「舞台」じゃありません

小説劇はお客さまがいて
成立するものです。

と言うと、
「そんな大きなところで
発表する機会なんてないわ」

とおっしゃる方もいます。

私が思う舞台とは
必ずしも劇場のような大きなものではなく、

カフェちょっとしたスペースなどでも、
お客さまと演者がいる空間が
「舞台」だと思っています。

また現在は
オンラインでのレッスンを行うなど、
オンライン空間での発表にも
力を入れています。

ですから世界中どこに住んでいても
オンライン上で作品を発表できる、

そんな場を作りたいと思っています。

自己表現としての「小説劇」

朗読は、読むことで小説の世界をお客さまに
楽しんでいただくもの
ですが、

同時に、その世界を
自分はどんな風に捉えたかという
自己表現の場でもあると思います。

もちろんお客さまあってのものですが、
きちんと作品理解をした上で現れる表現には
やはりその人が現れるものです。

朗読には、本当にいろいろな表現方法があり、
それぞれの先生がそれぞれの考えで
レッスンを進めていらっしゃいます。

その中で、自分にしっくりくる朗読、
先生を見つけられたら
本当に楽しい「自己表現ライフ」
待っていますよ。

まとめ

今回は、「小説劇」について
お話してきました。
「面白そう!」思っていただけていたら
本当にうれしいです。

「新しいことを始めたい!」という方にも
おススメですし、

すでに朗読をやっていらっしゃる方には
また新しい朗読の世界
体験していただけると思います。

S-Rラボを通じて
ぜひ「小説劇」の楽しさ
知っていただけたらと願っています。

このサイトでは
「小説劇」について
いろいろな面からお伝えしていきますので
どうぞよろしくお願いします!

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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