早口言葉だけじゃダメ?理由別・滑舌が良くなるトレーニング方法

Mido Labo vol.14「ガーネット」湊かなえ

こんにちは!
「声と体で小説の世界を
生き生きと表現する舞台朗読研究所」
S-R Labo主宰の松井みどりです。

今回は、悩んでらっしゃる方が
とても多い活舌についてお話しします。

一口に「活舌が悪い」といっても
いろいろな理由がありますので、
それぞれの理由に合わせた
トレーニング方法をご紹介します。

顔や舌の筋肉がうまく使えていない場合

どんな状態なのか?

普段からあまり口を大きく
開けなかったり、
ほとんど話さないという方は、
顔にある20種類以上の
筋肉や舌の筋肉が衰えている
ということが考えられます。

顔にあっても筋肉ですから、
鍛えなければどんどん衰えます。

すると口周りや舌の筋肉が
うまく使えなくなり、
言葉を形作ることが難しくなるのです。

こういう場合は顔や舌の筋トレとなる、
「活舌練習」が有効です。

活舌練習

いわゆる早口言葉などは、
続けると出しにくい音をつなげて
作ってあります。
調べればいろいろな文章が
出てきますね。

顔や舌の筋肉が弱っている場合には、
効果があります。
ひとつ簡単なものをお伝えしますね。

「ならなり」

ならなりなるなれなろ
にらにりにるにれにろ
ぬらぬりぬるぬれぬろ
ねらねりねるねれねろ
のらのりのるのれのろ

これは「な行」に「ら行」を組み込んだ
活舌練習です。
これを最初はゆっくり読んでみましょう。

慣れてきたら、だんだん早く
読んでください。

正確な音で、
最初から最後までノーブレス
読み切れるようになるまで、
練習しましょう。

同じように
「だ行」と「ら行」
「た行」と「さ行」
「ば行」と「ま行」などを
組み合わせると、
自分の苦手なものが見つかるので、
それを集中して練習してください。

横隔膜が弱い場合

どんな状態なのか?

横隔膜が弱く、
言葉を支えられないために
言葉の粒がそろわず、
音が流れてしまって活舌が悪い
という場合もあります。

この場合は、
いくら活舌練習をやっても
改善しません。

そして私が見る限り、
この理由で活舌を気にされている方が、
とても多いです。

音をなるべく短く、ある程度のテンポで
一音ずつスタッカートで出すことは
できますか?

これができない方は、
横隔膜が弱っています。

普段話している時は胸式呼吸で
使わないことが多いので、
どうしても弱ってしまうんですよね。

このタイプの方は
ご自分で改善することが可能です。

横隔膜とは?

横隔膜は肺の下にあり、
胃、肝臓、腸などの臓器との
境目になります。

腹式呼吸をする時、
息を吐く時には横隔膜を上げて
肺を縮め、息を外へ出します。

吸う時は、横隔膜を下げて
肺を広げ、息を体内に取り入れます。

横隔膜が弱くなっていると、
この横隔膜を自由に動かす力がないため
音をきちんと支えることができず、
流れてしまうのです。

ドギーブレス

横隔膜のトレーニング方法は
たくさんありますが、
今回は「ドギーブレス」
ご紹介します。

暑い時に
犬がハァハァ呼吸していることが
ありますよね?
「ドギーブレス」とは、その呼吸を
真似たものです。

「ドギーブレス」

①まず口を縦に軽く開けます。

②次に口をそのままにして、
息をまず吐き切りましょう。
すべて吐き切ったら、力を緩めると、
自然に息が吸えるはずです。
それを繰り返します。

③やり方がわかったら、
15秒間を1セットとして、
3セットやってみてください。

理論的には
吸ったり吐いたりしているので、
永遠にできるはずです。
でも苦しくなって、
息を吸いたくなってしまう人が
いると思います。

それは
しっかり息を吐ききることが
できていないから、
吸うことができないのです。
とにかく吐くことに意識を
しっかりおいてください。

口の中が乾きますので、
水を飲みながらやってください。
またクラッとすることがありますので、
無理をし過ぎず、
危険のない場所で行いましょう。

正しく行うと
お腹が痛くなると思いますが、
その痛くなったところにあるのが
横隔膜です。

お腹が痛くなれば
「うまく横隔膜を刺激できた」
=「横隔膜の筋トレができた」
ということです。

最初はゆっくりでいいので、
だんだん「強く、早く、細かく」
ということを意識して
行ってください。

秒数、セット数ともに
だんだん伸ばしていき、
20秒4セットを楽に
続けられるようになるころには、
声が変わり、活舌が変わり、
ついでにお腹周りが
スッキリしていますよ!

舌の使い方が間違っている場合

どんな状態なのか?

ここまで自分で
トレーニングをすることで
改善できることについて
書いてきましたが、
原因によっては
専門家の手を借りた方が
いい場合があります。

小さい時から
誤った舌の使い方をしている
ことにより、
言葉を正確に出すことができない
という方もいらっしゃいます。

何十年もその方法で
言葉を発声しているので、
ご自分ではなかなか気づかない
ということですが、
そういう方は
意外と多いんだそうです。

解決方法

舌足らずな話し方だったり、
出したい音が何度やり直しても出せない、
などという場合、
ご本人が気にしていなければ、
それは個性として考えていいと
私は思います。

しかしそういう話し方を治したい!
という方は、
ぜひ「言語聴覚士」という方に
相談してみてください。

大人になっても、
このような理由の場合は
必ず治るそうです。
気になる方は、
ぜひ問い合わせてみてくださいね。

まとめ

今回は活舌が悪い理由と、
それぞれのトレーニング法について
お話ししました。

活舌は必ず良くなりますが、
すぐには変化しません。

ぜひトレーニングを3週間
続けてみてください。
3週間続けられたら、
必ずどこかに変化を感じるはずです。

粒のそろった聞きやすい声
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チャレンジし続けましょう!

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S-R Labo主宰
松井 みどり

元フジテレビアナウンサー。退社後はナレーターとして活動する一方、舞台活動もスタートし、芝居、朗読、朗読劇などの舞台に年に10本ほど参加。2014年より教える仕事も続けている。

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