こんにちは!
「小説を演じる小説劇研究所」
S-Rラボ 松井みどりです。
今回は
YouTubeなどの
動画プラットフォームで
顔出し朗読をお勧めする理由
についてお話しします。
朗読をネット上で発表する方が増加!
コロナ禍の影響で、
またYouTubeなど
動画プラットフォームが
充実しているため、
最近はご自分が朗読した動画を
YouTubeなどで
発表される方が増えましたね。
私もよく拝見しますが、
それは、本当に
素晴らしいことだと思います!
そもそも朗読は
聴き手がいて
成り立つものです。
もしあなたが
朗読をやっていらっしゃるのなら、
とにかく発表し続ける、
ということは
とても大切なことです。
なぜなら、
人に観ていただく緊張感や
その中で読む経験は、
読み手の成長につながるからです。
それがたとえ
ライブじゃなくても、
誰かの目に触れるなら
ちゃんとしたものを出そうと
思うじゃないですか?
そういう気持ちが
人を成長させると思うので、
この風潮は大歓迎です!
動画を発表する方法
朗読を動画プラットフォームに
発表する形式は
いくつかあります。
静止画に音声を貼り付ける
音声を動画の形で発表する時
一番簡単なのが、
静止画に音声を
貼り付ける方法です。
まずタイトル、作者名、朗読者
などの情報を書いた
画像を用意します。
動画編集ソフト(アプリ)で
それを読み込み、
音楽をつけるように
音声をそこに貼り付けます。
私も良く使う方法で、
とにかく手軽にできるのが
一番の利点です。
音声だけを集中して聴きたい、
という方にとっては、
十分な仕様です。
何かをやりながら
耳だけで聴く、
という方法で
楽しむこともできますね。
イラストや動画に音声を貼り付ける
文字情報のみの静止画ではなく、
イメージイラストや
イメージ動画に
音声を貼り付ける方法もあります。
イラストが描ける方には
おススメです。
うらやましい!
ご自分で書けば
著作権はご自身にあるので
ネットで発表しても
全く問題ありません。
動画も
ご自分で撮影したものなら
問題はありません。
ただ、ネットから作品に合った
イラストや動画を探す場合、
著作権が絡むことがあるので
注意が必要です。
この形式の場合は、
お客さまに観てイメージを
膨らませてもらうことができるので、
さらに立体的な表現になります。
ただ、作品に合っていない場合、
逆効果になることもあるので
気をつけましょう。
読んでいる自分の姿を見せる
実際にライブのように
読んでいる自分の姿を見せて
アップしている方も
いらっしゃいます。
私がおススメするのは
この方法です。
ライブっぽく、
トークなどを入れながら
読むこともできますし、
作品として成立するように、
音楽などを入れて
編集することも可能です。
この方法ですと、読み手の意図が
十分伝わり、聴く側は
公演に参加しているような見方
ができます。
読み手としても、
お客さまを意識した読みをすることで
公演の時のイメージを持ちながら
経験を積むことができます。
しかし、自分の姿を
ネットに晒すということに
抵抗を持つ方は多いでしょう。
今現在、
このような方法で発表している方が
そんなに多くないのは、
これが理由だと思います。
また、読む場所も、
ある程度きれいなところじゃないと
落ち着いて観てもらえないんじゃないかとか、
女性なら、
お化粧とか服装にも
気をつけなければいけないのは
大変だ、ということもあるでしょう。
容姿や年齢を気にする方も
いらっしゃるかもしれません。
こればかりは
個人の考え方なので、
無理をする必要はありません。
自分にしっくり来る方法で
発表を続けることの方が
大切です。
ただ、いずれ人前で読んでみたい、
と思っている方なら毎回じゃなくても、
一度チャレンジしていただきたいなと
いうのが本心です。
顔出し朗読をお勧めする理由
公演と似た体験ができる
小さな会でも、
人前で発表したことがある方なら
おわかりだと思いますが、
人前で読むということは
とても緊張します。
その緊張感が読み手を成長させ、
得難い経験を積めるのが
演者側から見た
ライブの良さだと思います。
この時の集中力は、
ものすごいです。
「1回の本番は
100回の稽古に勝る」
という言葉があります。
本番を一度踏むことで
わかることは
本当にたくさんあります。
たとえライブじゃなくても、
自分の動画をアップする、となると
それと同じではありませんが、
近い経験ができます。
体にも高揚感が現れますし、
脳も活性化され、
思いもしなかった表現が
飛び出すこともあります。
これが、顔出し朗読をお勧めする
一番の理由です。
今の自分の読みを客観的に確認できる
演者側から見ると、
自分の今の読みを客観的に
確認できるという利点も
大きいです。
ここはこうしよう、
こんなイメージを感じてもらいたい、
と思っていても、
客観的に見てみると
思った通りになっていないことも
よくあります。
これは音声だけでも
録音して確認できるのですが、
小説劇を目指す方には、
ぜひ動画で確認していただきたい
と思います。
いろいろな考え方がありますが、
私は、小説劇は総合芸術だと
思っているので、
見え方を確認するのはとても大切です。
ですから、読み方と同時に
見え方を確認するためにも、
顔出し朗読はおススメです。
演者の想い、パワーを感じてもらえる
視聴者側から見ると、
演者の想いが
ダイレクトに伝わる映像には、
強いインパクトを感じます。
楽しみ方はそれぞれですが、
私は観ても楽しんでいただける
小説劇を目指しているので、
お客さまを目の前にしているように
読むことができれば、
さらに伝わることがあると
思っています。
読み手の表情、体勢、
しぐさ、息遣い…
これらのひとつひとつが
やはり人によって違います。
そこをダイレクトに
観ていただくことができるので、
人が変われば同じ作品でも、
全然違うものになるのです。
そこが表現活動の
面白いところだと思います。
「とてもお見せする顔じゃないから…」
というように、年齢や容姿を気にする方も
いらっしゃいます。
確かに顔出しをして読むには
最初は勇気が必要ですね。
でも、聴き手は
その人がきれいだから、若いから
素敵だと思うのでは
ないと思います。
様々な人生経験を積んだ
他の誰でもないあなたが読むから
魅力的なのです。
その人と作品がリンクした時には、
ものすごいパワーとなります。
特に人生経験をたくさん積んだ方こそ
ぜひ顔出し朗読をして
その人ならではの朗読を
見せていただきたい…
と、切に思います。
毎回じゃなくてもいいので、
ぜひチャレンジしてください!
まとめ
今回は
YouTubeなどの
動画プラットフォームで
顔出し朗読をお勧めする理由
についてお話ししました。
顔出しじゃなくても
自分の朗読音声を
YouTubeなどにアップした方は
おわかりとおもいますが、
「これ、出していいのかしら…」
「こんなもの出してと
思われないかしら…」
などと思ってしまい、
なかなかアップできないこと、
ありますよね。
また何度も何度も録り直して、
完璧なものを目指すあまり、
アップに時間がかかってしまう…
ということもあるかもしれません。
私は、完璧でなくても
「あそこはちょっと違ったな…」
と思っても、
アップするようにしています。
なぜなら、
完璧を目指すと
キリがないからです。
それよりも、失敗を重ねながら
表に出し続けた方が進歩は早い
と考えるからです。
もちろん、
無理することはありませんよ。
音声だけであっても
外に発表できるだけで
素晴らしいです。
少しずつ発表することに慣れたら
ぜひ顔出し朗読にも
挑戦してみてください!
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