こんにちは。
小説を演じる小説劇研究所
S-Rラボ 松井みどりです。
今回は
「何度でも使える!
便利グッズを使った
簡単な朗読台本の作り方」
についてお話しします。
朗読における台本についての考え方
朗読は「文字を読む」ことが
基本になりますので、
ほとんどの場合は
台本を手に持って読むことになります。
ですから、
朗読における台本は
とても大切なものです。
それは芝居における台本とは
やはり違っていると思います。
芝居は本番では台本を持ちません。
ですから、ボロボロになった台本を
カバンの中から出しているのを見ると、
使う用途が違うんだからと思っても、
ついドキッとしてしまいます(^^;;
朗読では、
発表会や公演のために
台本を用意する時は、
自分で製本し、
その物語に合った表紙を作るのを
楽しみにしていらっしゃる方も
多いと思います。
きちんと製本したい!
という方は、
こちらの記事をご覧ください。
ただ、公演数が多かったり、
もう少し簡単に作ってみたいという方も
いらっしゃると思います。
そういう時に、
便利グッズを使って
簡単で、何度でも使える台本の作り方を
お伝えします。
簡単&繰り返し使える朗読台本の作り方
台本を印刷する
台本の大きさ
まずは台本を印刷しましょう。
ご自分が読みやすい
大きさでいいのですが、
あまり大きいと
取り扱いが大変ですので、
私はB5で台本を作っています。
最初はA4だったのですが、
A4だと下の部分を読む時に
かなり顔が下がります。
するとお客さまを見る時に
顔を動かすストロークが
長くなります。
B5ですと、そんなに顔を
大きく動かさなくても読めるので、
読みやすいと思います。
皆さん、ご自宅で印刷する時は
A4がほとんどだと思いますので、
わざわざB5のコピー用紙を
購入するのは大変ですが、
数百円でかなり変化があるので、
ぜひお試しください。
台本の書式
私はWordで台本を作ります。
書体はMS明朝か、メイリオ。
文字の大きさは13.5か14。
このサイズですと、
だいたい1ページに10行ほど
という配置になります。
人によっては
もっと詰まっていた方が
紙を節約できていい、という方も
いらっしゃると思いますが、
書き込みをしたりする
余白も必要ですし、
顔を上げて戻る時に
あまり詰まっていると
どこを読んでいたのか
わからなくなります。
ですので、このくらいのサイズを
お勧めします。
ページの下の方に
ページ番号を必ず入れておきましょう。
印刷方法
冊子形式にしたいので、
両面印刷で、
長編を綴じるという
形式で印刷します。
これは好みですが、
私は必ず縦書きで印刷します。
これは、2つの目の動きを
一致させるためです。
縦書きの場合、
台本とお客さまを見る時は
目を上下に動かしますよね。
台本も上から下へ目で追います。
これが横書きですと、
台本を読むのは左右の動きなのに、
台本とお客さまを見る時は
上下の動きとなります。
そうすると目の動きが
スムーズではなくなってしまうのです。
横書きの方が読みやすければ
こだわる必要はないと思いますが、
小説劇としては
縦書きをお勧めします。
製本に必要なグッズをそろえる
ここからがポイント!
今の世の中だから手に入れられる
素晴らしいグッズをご紹介します。
透明カバー
まずはカバー本体です。
私は半透明のビニールカバーを
使っています。
これはお好みですが、
透明だと光を反射することがあるので、
ライティングのある舞台を考えると
半透明の方が良いと思います。
表紙の紙
次にカバーに挟む
表紙の紙を用意します。
それこそ作品に合わせて
紙の色を選ぶと良いと思います。
冒頭の写真は配信朗読ライブ
「恋の朗読レシピ」の時のものなので、
紫になってます。
(恋のイメージなんでしょうね)
通常は、やはり黒のことが
多いですね。
全く持っていることが
気になりません。
これは100均の画用紙などで
大丈夫です。
インデックス
台本をカバーに差し込む時、
紙のままでは難しいので
表紙を作ります。
これもいろいろ試しましたが、
これが一番簡単に手に入り、
かつ使いやすいです。
無印良品はどこにでもありますし、
価格もお手ごろ。
適当なボール紙を切ってもいいのですが、
手元にないこともありますよね。
この商品の場合、
上のタブを切れば、
B5ドンピシャのサイズになるので
簡単です。
サイドレバークリップ
そして一番お伝えしたいのが、
これです!
サイドレバークリップ!
もう、本当にこれは
優秀なグッズです!
考えてくれた人に大感謝!
これはクリップなのですが、
何と、レバー部分が横に折れるのです!
ですから、普通のクリップで留めるより
格段に台本が読みやすいのです。
これがクリップを止めた状態です。
ここから背中にあるレバーを倒すと…
こんな風に横に倒れるので、
ページをめくる時に
全く邪魔にならないのです!
これは画期的な発明だと思います。
これによって台本作りが
本当に楽になりました!
台本を組み立てる
まずは半透明のカバーに
表紙の紙を差し込みます。
カバーに合わせて
紙のサイズは調整してください。
次に台本をホッチキスで
留めます。
お好みですが、上下2か所で
十分です。
続いて無印のインデックスを
ホッチキスで留めた台本の
前後に合わせ、
サイドレバークリップで留めます。
3個使ってもいいですが、
2個でも十分です。
あとは表紙カバーに
無印のインデックス部分を
差し込めば完成!
インデックスを反らせると
カバーにも入れやすいですし
持ちやすいのでお勧めです。
この台本の作り方だと
中の台本だけを差し替えれば
何度でも使えます。
今では自分で作る台本は
ほとんどこの方法で作っています。
ビニールの表紙だと、
安っぽく見えるんじゃないの?
私も最初はそう思いましたが、
実際、まったく気になりません!
どんな舞台でも
安っぽさが気になったことは
一度もないので、
自信を持ってお勧めいたします!
まとめ
今日は
「何度でも使える!
便利グッズを使った
簡単な朗読台本の作り方」
についてお伝えしました。
一度グッズをそろえてしまえば
長い間使えるので
本当におススメです。
この台本の作り方で
たくさんの作品を読んでくださいね!
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